CPUの歴史

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

CPUの歴史(- れきし )では、主にパソコンCPUの歴史について記す。

目次

[編集] 約400万年前

手の指
この頃から人類が二足歩行を始めたため、手の指で演算を行う事が可能になった。ビット数は指の数と同じ10。ただし二進数が知られていなかったので、1から10まで数えるのが限界であった。しかも3を超える数が数えられない(4以上の数は全て"たくさん")時代が長く続き、CPUに処理能力が追いつかないのが現状であった。動作周波数は2Hz程度が限界(口でいち、に、さんと数えて、1秒でふたつ数えるのが限界)。

[編集] ~1970年

1001 (Intel)
最初期のCPU。この当時はまだトランジスタだった。ALUのみで構成され、演算は倍数しかできなかった。動作周波数は50Hz~90Hz。
1002 (Intel)
1001のALUで足し算を可能にしたCPU。市民団体から「引き算ができないのはどういうことだ!」と起訴され、2001を作ることになる。動作周波数は60Hz~110Hz。
2001 (Intel)
1002のALUと新規に製造したFPUである1015を内包した「ある意味最初のCPU」。四則演算が可能になったが、当時は1桁が限界だった。動作周波数は160Hz~200Hz。
2066 (Intel)
2001のマイナーチェンジ版で、クロックあたりの演算能力と発熱量を改善したもの。これが市場で長い息を持つことになる。動作周波数は180Hz~700Hz
3005 (Intel)
4004の先駆け。2桁までの四則演算が可能になったが、2桁計算時は異常な遅さになってしまったためあまり普及しなかった。動作周波数は500Hz~1.1kHz。

[編集] 1970年~1985年

4004 (Intel)
実質的な性能で「世界最初のCPU」と呼ばれる。2桁演算を1桁演算とほぼ同等の速度に向上させた。動作周波数は500kHz~741kHz。日本人嶋正利という人が一人で作ったのは内緒。
8080 (Intel)
嶋正利がインテルに入社してこっそり作った名CPU。スペースインベーダーの基板には人知れずこっそり使われていた。動作周波数は2MHz。
Z80 (ZiLOG)
Intelに嫌気がさして辞めた嶋がザイログ社で作った8080改良版CPU。通称「ゼッパチ」ことZ80は、その使い勝手の良さから大人気となりインテルは初めて涙目になった。色々な会社で作りまくったが、結局16ビット化に失敗して涙目。今でも電気釜の制御などで、人知れず使われている。
8085 (Intel)
Z80の台頭で涙目になったインテルが悔し紛れに作った8080の改良版CPU。当然Z80とは互換性がなく、パソコン市場ではほとんど採用されなかった。結局は工業用機器や自販機の制御用としてひっそり使われただけで、またもやインテルは涙目に。Z80と違って8085だけで回路を組めるため、アジアでは高速化されて現役。
8086 (Intel)
「インテルはうんこだ」と、世に知らしめた最初の16ビット迷CPU。セグメントレジスタという、アドレス変換のための16ビットのレジスタを持っている。メモリアクセスは1MBまで使えるようになったが、実際にCPUがアクセスするメモリ空間は、たったの64KB。メモリをフルに使うには、これを切り替えるようにプログラムを作らないといけなかったため、多くのプログラマーがキレた、というよりしつこくカビの生えたライターのメシのタネにされてうざかった。また、著名なエロゲーマシン、初代PC-9801はこれを採用した。なお、この8086の仕様は最新のx86CPUまで盲腸のようにくっついて、BIOSなどを動かしているのは内緒。この頃はアセンブラしかなかったからね。動作周波数は5MHz~8MHz。
8088 (Intel)
8086の弟分CPU。しかしデータバスが8ビットなので8ビットCPUと呼ばれてしまう事も多いのはお察し下さい。8088は、IBMがとち狂って「IBM PC」に採用してしまい、大変なことになる。ビル・ゲイツが大喜びしただけで、善良なプログラマー達はみんなこのCPUのせいで苦しむ事になった。彼らが鬱病にまでなったかどうかは不明。
80186 (Intel)
8086の周辺チップを一まとめにして、高速化されたCPU。同クロックの8086よりも高速に動作するが、実際の採用数は少なく、インテルはまたまた涙目になった。PCでなければ8085並みには使われている。
V30 (NEC)
80186を速くしてしまったもの。8080も入っている。8086と差し替え可能。同社のエロゲ機PC-9801VMらに搭載された。Intel「パクんじゃねーよ」 NEC「パクってねーよ」の訴訟合戦はNECが勝訴したが、Intelが「二度と互換CPU作らせねぇ」と激怒。80286の前に消える。
80286 (Intel)
8086にプロテクトモードという蛇足を付けた最初のCPU。IBM PC/ATはこれを採用し、今に至る悲劇の礎を築いた。これにより一見ありふれた16ビットCPUとなり、16MBまでアクセスできるようになった。が、これの出来が生まれたてのカカロットの様に戦闘能力に欠け、RAMDISKくらいしか使い道が思い浮かばず、実際はだだっ速い8086(リアルモード)としてしか使われなかった悲劇のCPU。OS/2をタダでくれなかったし。動作周波数は8MHz~12MHz。
V33 (NEC)
V30を速くしてしまったもの。80286非互換で消える。

[編集] 1985年~1990年

80386 (Intel)
x86アーキテクチャ」を世の中に普及させたまともな32ビットCPU。仮想記憶とか、スパコンのいいとこどりをし、ライバルを蹴散らした。この頃にはオーバークロックによって3桁の演算も可能になっていた。しかしこと日本では、相変わらず「超だだっ速い8086」という使われ方をされていた。これは世界的にはWindows Meの消滅まで続く。この頃からインテルは、x86系CPUのセカンドソースを作っていたAMDとは犬猿の仲となる。AMDはインテルとの契約通りただ大人しく作っていただけにも拘らず、インテルはAMDに喧嘩を吹っかけた。一応和解しているらしいが、今でも仲が悪いのは内緒。動作周波数は16MHz~40MHz。Cyrixも忘れないでね。
80486 (Intel)
i486とも。OSと呼ばれる非常に負荷の高いソフトウェアにも耐えられる性能になった。その割には一部GUIの伴うOSの起動はカップラーメン(ノンフライ系除く)の作成より時間がかかる場合もあった。しかし相変わらず日本では「ちょーーーすげ~~~~速い8086」という使い方がまだ根強く残っていた。動作周波数は16MHz~100MHz。ただし中でドーピングするクロックダブラーを積んだのでメモリバス(FSB)の動作周波数と一致しない。FSBは16MHz~33MHz。キャッシュがつき、自己書換えソフト涙目。数値演算プロセッサを中に取り込み専用ソケットが余ったので、ODPというのが出だす。DX4だけソケットが違う。この辺からCPUにヒートシンクやクーラーがつくようになった。そして国産機の部品がPC/ATと共通化しだす。
Cyrix486 (Cyrix)
80386にのせる486。メモリ周りは速くならない・よく飛ぶが、コストパフォーマンス故に大好評。
Am486 (AMD)
80486相当だがDX4相当品はキャッシュが少なかったりする。純正品の代わりにどさくさで使われていた。

[編集] 1990年~2000年

Pentium (Intel)
Pentium
Pentium ODP (Intel)
Pentium ODP
Am5x86 (AMD)
386/486機の最終兵器。133MHzで動く486、Pentium75MHzに匹敵。中身はPentium互換ではなくて486互換。
K5 (AMD)
P5(Pentium)のコピー品。珍品扱い。希少価値は無い。
Cyrix 6x86 (Cyrix)
現在のCPUに比べるとかわいいものだが、それでも当時は電熱器扱いの爆熱CPUだった。さすがにマズいと思われたのか、のちに低発熱版の6x86Lも。
MMX Pentium (Intel)
MMX Pentium
K6 (AMD)
MMXのコピー品。販売開始時はMMX Pentiumよりクロック数が高く、当初はx86最速を誇った。曰く「Intel製より速い初めての互換CPU」。この頃からAMDが調子に乗り始めた。
Pentium Pro (Intel)
Pentium Pro
WinChip (IDT)
Pentium機をお手軽にMMXに強化する。つまりSocket5にそのまま乗せられる。性能はMMX Pentiumに劣る。
WinChip2 (IDT)
WinChipの改良版。2と2Aがある。特別速かったり安かったりという事も無く、マイナーな存在のままフェードアウト。
PentiumII (Intel)
PentiumII
MII (Cyrix)
「安いけど・・・あまり速くないよね」と、残念な扱い。
K6-2 (AMD)
強化版K6。SuperSocket7はSlot1と違ってSocket7、5と互換性があったため、Pentiumからの乗せ買え需要に加え、自作パソコンブームで結構売れた。
K6-III (AMD)
Pentium機の最終兵器。これでWindows 2000も快適に。PentiumIIIより速いとすら言われたが、製造コストが高くて儲からず、その寿命は短かった。モバイル版もあるがキャッシュをケチッてたりするので速くない。
PentiumIII (Intel)
PentiumIII
Celeron P6 (Intel)
Celeron (P6)
Athlon (AMD)
Athlon
Crusoe (Transmeta)
狂う嘘。同じ周波数のPentiumIIIの半分の速度で動いて「省エネです」。あまりの詐欺っぷりにみんな釣られた。

[編集] 2000年~2005年

Pentium 4 (Intel)
Pentium 4
Celeron NetBurstアーキテクチャ (Intel)
Celeron (NetBurstアーキテクチャ)
Pentium M (Intel)
Pentium M
Celeron M (Intel)
Celeron M
Athlon XP (AMD)
Athlon XP
Effesion (Transmeta)
イヒ。狂いもせず嘘でもなくなったが、前の詐欺っぷりによほどトサカに来てたらしく、これからってときにみんな逃げた。
Athlon 64 (AMD)
Athlon 64
Pentium D (Intel)
Pentium D
Athlon 64 X2 (AMD)
Athlon 64 X2

[編集] 2006年~

Core Solo、Core Duo (Intel)
Cole
Core 2 Duo、Core 2 Solo (Intel)
Cole 2
Core 2 Quad (Intel)
Core 2 Quad
Core 2 Extreme (Intel)
Core 2 Extreme
Pentium Dual Core (Intel)
Pentium Dual Core
Celeron / Celeron Dual Core (Intel)
Celeron / Celeron Dual Core
Phenom (AMD)
へのむ。Core 2 Quadに対抗して投入したマルチコアCPU。IntelがPentiumの血統をCoreの下位に位置づけたことで、「じゃ、ウチも主力CPUの名前変えるわ」と命名。現在大コケ中過渡期。上位モデルの発熱量はマッチ売りの少女をなくそうプロジェクトの再来か。エラッタ問題はなかったことにしてあげてください。
Phenom X4
とりあえずこっちがメイン。エラッタ問題は解消されました。
Phenom X3
X4のコアが1つ動かなかった物を再利用。傷のある果物や、割れたせんべいのようなお買い得品、の割にそれほど安くない気もする。
コアそれぞれに、「科学者・母親・女」とか、「父・子・精霊」といった名称をつけて遊んでみてはどうか。
Atom (Intel)
Intelがちょっと本気を出したCPU。そのシリコン原子1個からなるコアは機能面でCore 2互換+ハイパースレッディング・テクノロジー、速度面で同クロックのPentium 4と同程度でありながらTDPは1/20以下(0.65~2.64W)であり、推定8ドル程度で製造される。その高性能低価格を武器にARMに挑む新分野開拓製品、のはずなのだが現在CeleronとC7の市場を食い荒らし中。動作周波数は0.8~1.86GHz。
Nano (VIA)
んとね、C7の後継CPUなの。動作クロックは1.0~1.8GHzで、TDPは5~25.5Wなの。でもアイドル時消費電力が0.1~0.5Wなのが売りなの。64bit命令も実行できて、暗号通信機能(暗号文計算、ハッシュ計算、乱数発生)をハードウェア処理できるの。高機能ルータでも作る気なの?
Core i7 (Intel)
Core i7

[編集] その他のCPU

68000(モトローラ)
登場時はIntelとタメを張っていたCPU(MPUと呼べ!と言われそう…)。16ビットなのだが、内部処理は32ビットという変態仕様。しかし、当時としては最大16MBという広大なメモリ空間にフルアクセス可能だった。8086の最大メモリ空間1MBという明らかにしょぼい仕様と比べたら差は歴然だったので、アンチIntelの格好の餌食になった悲劇のCPU(はいはいMPUねMPU)。で、本当に32ビットになったのは68020になってから。68030、68040と、PowerPCが搭載されるまでのMacに搭載された。他にはAmiga、ATARI-ST、X68000、メガドライブといったオタク向けマシンにも需要が高かった。最終となった68060はアップルにもそっぽを向かれてしまった。68060は、可哀想に思ったある日本人がX68030というオタク向けマシンのアクセラレータに採用した位しか思い浮かばない。
H8
現役でルーターなんかの中の人。日本の会社製。
V50
V30をラップトップ向けにしたもの?
PowerPC (IBM)
通称PPC。かつてはWindowsもMacも動いたが、WindowsもMacも逃げた。
C3(VIA)
いくつか種類がある。中身はWinChip3。PentiumII機の最終兵器。1GHz越え可能。性能自体はPentiumIIIより劣る。その後C7と名を変える。はじめはCyrix3と名乗った。
Geode
Cyrixの亡霊。586、686が売れずに身売りして最後はライバルのAMDについた。使うと夢に化けて出る。
Itanium、Itanium 2 (Intel)
イタイ。「IA-64」というx86系CPUとは互換性のない64bit命令セットを採用(x86命令もエミュレーションできる)。上位の他社RISCサーバのシェアを奪うが、Itanium自身がx86系にシェアを奪われる惨状。Itaniumの失敗により複雑なx86命令がより複雑怪奇な「x86-64命令」(Intel 64、AMD64)へと進化した。x86命令の複雑さがCPUの足を引っ張っているため、これで人類の進化は10年遅れたと言われている。